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造形学部 建築学科
准教授
竹内 孝治 Kohji Takeuchi
住宅計画、住宅産業論、近代建築史
わたしたちの身のまわりに建っている住まいが、どうしてそうした形をしているのかを歴史から読みときながら、これからの住まいのあり方を考えています。
竹内 孝治

プロフィール

所属
造形学部 建築学科
造形学研究科 建築学専攻
役職・職名
准教授
最終学歴
愛知産業大学大学院造形学研究科建築学専攻修士課程 修了
学位
修士(建築学)
研究キーワード
プレハブ住宅、ハウジング、国民住宅、住宅産業論、家づくり文化、間取り検討
所属学会
日本建築学会
研究テーマ
日本におけるプレハブ住宅の展開、戦後日本の「家づくり」文化史

研究・活動紹介

住宅産業やプレハブ住宅の歴史をさぐる

わたしたちの身のまわりに建っている、ごくふつうの家々がいまある姿になったのは、戦後の住宅産業の成立とプレハブ住宅の展開が大きく影響しています。これからのすまいを考える手がかりとして、いま目の前にある家々がどのようにしてつくられてきたのかを、従来の住宅史だけでなく、産業史・生産史の観点もふまえて研究しています。

住宅産業やプレハブ住宅の歴史をさぐる

1960年代ごろのプレハブ住宅パンフレット

住宅産業やプレハブ住宅の歴史をさぐる

1980年代に建てられたプレハブ住宅群

戦後教育改革期に登場した「住宅」単元とは

いまの小中学校教育では「住宅」について学習する機会は主に技術・家庭科ですが、戦後まもない時代、社会科や図画工作科、さらには理科や数学科でも「住宅」を学習しました。そうした教育はなぜ生まれたのか、そしてなぜ今はなくなってしまったのかを教育学研究とも連携して研究することで、わたしたちが「住宅」をどう学ぶのかについて考えを深めています。

戦後教育改革期に登場した「住宅」単元とは

1950年代に登場した「住宅」単元を含む小中学校教科書

戦後教育改革期に登場した「住宅」単元とは

小中学生向けに建築について書かれた理科・社会科副読本

「家づくり」の文化史をたどる

いずれは一戸建ての持ち家=「マイホーム」をもつことがみんなの夢だった時代がありました。そんな「マイホーム」の文化がどのように形成されてきたのか。その実現のためにハウスメーカーや建材・設備メーカーといった産業から出版メディア、住宅展示場に至るまでどのようなサービスが登場してきたのかを「家づくりの文化史」として調査・研究しています。

「家づくり」の文化史をたどる

新しい材料(金属製サイディング)で古いデザイン(板張り・左官仕上げ)を再現した住宅

「家づくり」の文化史をたどる

大正時代から戦後にかけてたくさんつくられたプランニング・パズル

社会活動

審議会委員等

岡崎市 入札監視委員会 委員

研究業績情報

担当科目

住宅産業論、住宅プランニング、建築生産
居住文化論、建築と経済、建築法規
不動産プロデュース、エクステリアデザイン

論文等

[1].竹内孝治,小川英明:F.L.ライトの『リヴィング・シティ』にみられるR.W.エマソンの農業思想の影響に関する研究,日本建築学会計画系論文集,No.619,pp.209-216,2007
[2].竹内孝治,小川英明,小田達郎,今村太朗:建築家・内田祥文の「國民住宅」構想に関する研究,住宅総合研究財団研究論文集,No.36,pp.177-188,2010
[3].竹内孝治:建築史家・関野克の『日本住宅小史』にみられる「國民住宅」論に関する研究,日本建築学会計画系論文集,No.759,pp.1221-1229,2019
[4].竹内孝治:”ふつう”の家々の造られ方 ―戦後庶民住宅の歩みをたどる,『NOT YET―ALREADY ものと空間をめぐる3列目的視点 ―「まだ」と「すでに」の間』,ルーヴィス,pp.124-135,2021

研究支援室の連絡先情報

0564-48-4801 kenkyu@asu.ac.jp