学科・学部

建築学科建築学科

ARCHITECTURE

建築学科の特徴

将来を見据えた
学びの3つのフィールド
CORE
住宅設計
THEME
デジタル化社会の住まいと技術

AIやITなど社会や技術のデジタル化が進行し、ライフスタイルも、建築の生産システムも変化・進化しつづけています。一方で、地域社会とのつながりや伝統的な建築の価値も見直されています。変化する社会にふさわしい、住まいのあり方を一緒学び、考えます。

建築デザインフィールド
FIELD.1

建築デザインフィールド

BIMやCADを活かしたデザインスキルを身につけ、魅力的な建築と都市を創造します。

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木造デザインフィールド
FIELD.2

木造デザインフィールド

伝統木造技術を演習と理論で理解し、未来が求める新しい「木の建築」に展開します。

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インテリアデザインフィールド
FIELD.3

インテリアデザインフィールド

素材や色などインテリアの基礎から学び、美しい空間をつくりだす力を身につけます。

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学科からのメッセージ

モノづくりの感覚とデザインの感性を育む教育
MESSAGE

モノづくりの感覚とデザインの感性を育む教育

造形学部に属する建築学科ということで、モノづくりのスタンスを大切にした建築教育を行っています。まず、模型制作や、木材の加工など、手でつくる体験を通して「モノづくり」に求められる感覚を養います。そして、BIMなど情報ツールを活用しながらデザインの感性を高め、これらを具体化するための理論や法律などを幅広く学んでいきます。文系出身の方にもわかりやすいよう、基礎からの授業を展開しています。経験豊富な教員とともに、さまざまな学びや体験を通して、広い視野と建築への愛情を育んでください。「建築」はかかわった仕事が、地図に載る、まちの風景になる、とても素敵な分野だと思います。

学びのポイント

POINT.1
デザイン力
実践力を育む

建築技術を基礎から学び、演習や実習を通して造形する楽しさ、つくる喜びを体験します。

POINT.2
文系出身者でも
しっかり学べるカリキュラム

入学前の経験は問いません。文系出身者であっても、一から建築について学べるカリキュラムを用意しています。

POINT.3
高みをめざす
チャレンジを支援

スキルやキャリアを高めるための、資格取得、デザイン競技、技能競技への挑戦を支援します。

学びの3つのフィールド

FIELD.1

建築デザイン
フィールド

BIMやCADを生かしたデザインスキルを身につけ、魅力的な建築と都市を創造します。

BIMで創る建築の未来
BIM = ビルディング インフォメーション モデリング

建築づくりの現場は大きく変わろうとしています。コンピューター上に、ホンモノそっくりの建築模型をデジタルデータでつくり上げることができるようになりました。建物デザインの検討から、設計の取りまとめ、施工、メンテナンスまでをBIMが担ってゆく時代になりつつあります。

学生による設計作品

学科コラム

バーティカルレビュー展示・合同講評会

年度末には各学年の設計を主とした課題の優秀作品や、卒業制作で制作した作品などの展示と発表会を行います。他学年との交流や外部審査員からのレビューを通して実践力を養います。

FIELD.2

木造デザイン
フィールド

伝統木造技術を演習と理論で理解し、未来が求める新しい「木の建築」に展開します。

大工棟梁と左官から伝統的な大工技術を学ぶ

⽇本の⽊造建築は木を組み合わせる「継⼿(つぎて)・仕⼝(しぐち)」を⽤いてつくられてきました。この技術を⽤いて⽊組みモデルを製作します。⽵⼩舞(たけこまい)を編み、⼟壁を塗る左官の技も体験します。

プロジェクト

「米屋」を復原し、東海道の宿場町時代の風景を取り戻す

岡崎市景観重要建造物「米屋(旧野村家住宅)」を、宿場町時代の町家様式の外観に復原するプロジェクトを行いました。宇野勇治教授が設計を行い、大工と学生が力を合わせて作業しました。昭和期に手を加えた部分を取り外して、庇や格子を取りつけるなど、当時の風景を取り戻すことができました。「おかざき景観賞」を受賞。

FIELD.3

インテリアデザイン
フィールド

色彩や素材などインテリアの基礎から学び、美しい空間をつくり出す力を身につけます。

さまざまな「インテリアエレメント」を見てさわってセレクトしてみよう!

「インテリアエレメント」とは、家具、壁紙、カーペット、照明など、インテリアの要素のこと。このスタジオには各メーカーのカタログと実物見本が展示され、色合いや素材感を確認しながらインテリアを検討できます。実はこの部屋、かつては印刷室でした。学生がアイデアを練り、家具をつくり、塗装やタイル張りを行い、素敵でユニークな空間に生まれ変わりました。

学科コラム

改修工事で作品賞を受賞
「学生がつくる土のトイレ」

学生が左官職人とともに仕上げたトイレが、第10回日本漆喰協会作品賞を受賞しました。壁に塗った土は大学の構内から採ったものです。松木憲司招聘教授の指導のもと改修工事を実施。ハンダ仕上げ、大津磨き、イタリア磨きなど、世界各地の技術を使い、ほかでは見られないユニークな空間となっています。

学生と教員の声

VOICE

ここにタイトルを入れたいです

社会の中での建築の役割、意義を知り、広い視野で建築に携われる人材を育成します。建築技術の基礎を学ぶ座学はもちろん、構想する楽しさやつくる喜びを体験し、実践力を養う演習・実習形式の授業を大切にしています。

カリキュラムと履修モデル

カリキュラムと履修モデルデータ

目標とする資格・検定

住居、商業施設からインテリアまで、希望する職種に応じて資格の取得に取り組みます。

資格取得奨励奨学金の9対象
    • 一級建築士・二級建築士
    • 技能検定
    • 高等学校教諭一種免許状(工業)
    • 施工管理技士
    • 木造建築士
    • 宅地建物取引士
    • 福祉住環境コーディネーター
    • インテリアプランナー
    • インテリアコーディネーター
    • キッチンスペシャリスト
    • カラーコーディネーター
    • 商業施設士

※受検条件や取得条件がある資格もあります。詳しくは各資格試験を主催する組織・団体のHPなどをご確認ください。

めざせる職種

建築士や施工管理技士(現場監督)から都市計画などに携わる公務員まで、さまざまな役割を持った職種をめざすことができます。

    • 建築士
    • 施工管理技士
    • ゼネコン・メーカー技術開発者
    • 住宅メーカー営業職・技術職
    • インテリアデザイナー
    • エクステリアプランナー
    • CAD・BIMオペレーター
    • 公務員
    • 照明デザイナー
    • 家具デザイナー
    • 大工・職人
    • 高校教員 など

教育職員免許状 高等学校第一種免許状(工業)

建築学科において、教職科目を修得の上、所定の手続きを行うことで、卒業時に取得することができます。

就職・キャリア形成

大手ゼネコン(建設会社)、ハウスメーカーをはじめ、工務店、インテリアなど、建築やインテリアに関連する多くの企業で卒業生が活躍しています。また、教員免許を取得して高校教諭への道も開けています。市町村など行政職として活躍することも可能です。さらに専門性を深める環境として、愛知産業大学大学院をはじめ、修士課程への進学も選択肢です。

    • ゼネコン・工務店
    • 設備関連
    • ハウスメーカー
    • インテリア・家具
    • 高校・行政
    • その他企業
    • 大学院進学
就職内定率91.6% 建築学科98.7%

主な内定先 / 過去3年(2022年度〜2024年度)卒業生の実績より一部を抜粋

    • ㈱大林組
    • TSUCHIYA㈱
    • ㈱宇佐美組
    • 大日本土木㈱
    • 小原建設㈱
    • 酒部建設㈱
    • 丸ヨ建設工業㈱
    • 内藤建設㈱
    • 積水ハウス㈱
    • 大和ハウス工業㈱
    • ㈱一条工務店
    • ㈱フジケンハウジング
    • サーラ住宅㈱
    • 一建設㈱
    • ㈱AVANTIA
    • パナソニックハウジング
      ソリューションズ㈱
    • ㈱パナホーム静岡
    • ㈱ミサワホーム静岡
    • クラシスホーム㈱
    • 生和コーポレーション㈱
    • ㈱アイダ設計
    • 国豊積算㈱
    • 【公務員】
    • 東浦町役場
    • 和歌山県教育委員会
      (高等学校教諭)
    • 名古屋市教育委員会
      (高等学校教諭)
    • 愛知産業大学三河高等学校
      (教諭)

建築学科それぞれの学び

自然や環境までデザインする
建築の奥深さと魅力に気づく

自然や環境までデザインする
建築の奥深さと魅力に気づく

谷澤 綺留 さん 4年生

高校時代に好きだったゲームがきっかけでインテリアに興味を持ち、建築や空間について学びたいと思うように。いざ勉強をはじめると、一口に建築と言っても意匠・構造・設備・施工・積算などの分野があり、その幅広さと深さに驚きました。建築とともに自然が生み出す現象にも興味が沸き、今はランドスケープデザインについて、より学びを深めてみたいと考えています。いつか、自然や環境と調和した空間を設計することが私の目標です。

愛知産業大学に進学して
夢への扉が大きく開いたと実感

愛知産業大学に進学して
夢への扉が大きく開いたと実感

長谷川 航大 さん 2年生

工業高校在籍時、建築研究部で愛知産業大学主催のコンペに参加したことから、進学を決意。二級建築士・建築大工技能士の資格取得のための勉強と教職課程、建築競技部ACCでのコンペ準備など、毎日忙しくも充実した学生生活を送っています。将来は地元の三重へ戻り就職したいと考えていますが、設計職と高校教員、どちらも魅力的で決めかねています。建築学科での学びは本当におもしろく、私にたくさんの選択肢を与えてくれています。

さまざまなことに興味を持って
取り組むことができる

さまざまなことに興味を持って
取り組むことができる

石津 那奈 さん 2年生

建築全般を学びたいと思い、普通科文系でも受験できる愛知産業大学を選択しました。他校と比較して充実した奨学金も大きな魅力の一つでしたが、技能オリンピックの存在を知り、大工技能検定に挑戦したい気持ちが芽生えてきました。 専門知識がない自分にとって、先生や先輩にいつでも質問できる環境はとても力になります。知識や技術を得ることは難しい反面、練習を積み重ねることにより身に付いている実感があり、自信に繋がります。

建築学科の卒業生

地域を変える建築の力
設計した建物で
地元に貢献したい

企業組合 針谷建築事務所 設計室
加藤 雅大 さん
2022年度 建築学科 卒業

一級建築士の受験資格を得られるカリキュラムがあるため、愛知産業大学に入学しました。学んだ技術を設計課題に生かすことで、より応用がきくようになり、就職してからも役立っています。夢は自分が設計した建物を地元に残すことです。そのためにも一級建築士の資格を取得し、プロジェクトリーダーを任されるように頑張っていきます。

奨学金制度が
後押ししてくれた私の夢
人の夢を叶える仕事がしたい

(株)パナホーム静岡 設計課
青島 菜々子 さん
2022年度 建築学科 卒業

大学でCADやCGについて学んだことが役立っています。入社してからCADについてわからないところはほとんどなくスムーズに仕事ができていますし、CGに関しても周りから頼られることが多く、うれしく思います。当社の設計課では初めての女性社員として、女性ならではの視点でお客様の気持ちに寄り添い、満足いただける建築士になることが目標です。

大学での研究活動が
高校での教育内容に
繋がっています

静岡県立天竜高等学校
栂尾 樹 さん 2015年度 建築学科 卒業

高校生のころから高校教諭の仕事に憧れ、先輩や愛知産業大学OBの教員からも評判が良かったこともあり、本学へ入学しました。高校とは違い正解のない「研究」活動がとてもおもしろく、学修の楽しさに気づくことができました。その学びの豊かさが今の仕事に生かされています。