大学院 造形学研究科

デザイン学専攻デザイン学専攻

GRADUATE SCHOOL

デザイン学専攻の研究教育領域

デザイン学専攻では、各共通科目や専攻領域科目において、専門に関する基礎から応用まで幅広い知識とスキルを習得し、ゼミナールにおいて、修士研究の計画から成果発表まで指導教員によるきめ細やかな指導を受けることができます。修了後は、情報やデザインの専門性を活かして、産業界での活躍が期待されます(就職内定実績:トヨタ自動車、シーメンス、IKEA、吉利汽車(ジーリー)ほか)。

コンテンツデザイン領域

人間が持つ意思疎通への基本的欲求は、その“思い”の表現と伝達の手法を発達させ、実に多種多様なメディアが利用されてきました。コンテンツ分野では、紙メディアから電子メディアが主流となり、表現手法や伝達手段が多様になっています。多量の情報発信が個人でも可能になり、誰でも様々な情報を得ることが可能となるにつれて、情報伝達デザインでは倫理問題が重要となっています。そこで、多種多様なメディアの活用と最新の伝達デバイスヘの適用を研究し、新たな情報デザインの表現や適用の提案ができる先導的職業人を養成します。

プロダクトデザイン領域

身近な生活で使用される日用品、道具、遊具、乗り物、家具等を、人間の身体や生活習慣との関係や、それらの置かれる空間や環境との関係など様々な視点で問い直し、より使いやすく、楽しく、美しく、快適でかつ持続可能なモノや空間さらには、システムとして提案していきます。そして、その提案を企業や社会に提示できる実践的職業人として育成します。

I C Tシステムデザイン領域

社会や生活の中でAI[人工知能]技術が活用され始めています。サステナブルな社会の実現にはAIを用いたサービスや製品の創造が求められている時代であって、単にデザイン結果を提案するだけでなく、ユーザーに寄り添って成長・進化するデザインのあり方を研究します。デザインへのAI技術の適用やIoTへの活用など、産業界とユーザーを本当の意味で結びつける新しい領域の先導的職業人を育成します。

マネジメント領域

組織目標の達成を目指すことを意味するマネジメントはデザイン分野においても重要な位置を占めています。経営戦略の観点からデザイン資源を組織的に活用し、製品のデザインや商品企画、ブランド力向上、イノベーション創出をめざす「デザインマネジメント」もその例のひとつです。マネジメント領域では、さまざまなデザイン活動をマネジメントの視点からアプローチし、経営資源を効率的に活用できる先導的職業人を育成します。

デザイン学専攻の教育

デザイン学専攻の教育 デザイン学専攻の教育

開講科目と履修モデル

開校科目と履修モデルの表
履修スタイル
共通科目、専門科目の中から、自身の専門領域やキャリア形成の観点から、科目を選択することができます。デザイン領域、マネジメント領域など軸を持って履修登録することも可能です。社会人は、ハイブリットやオンデマンドのスタイルを中心に学ぶこともできます。
修士研究
研究テーマは、社会的背景、自身の興味や問題意識、担当教員の研究領域などから決定していきます。入学前に想定したテーマから、進学後に変更することは構いません。総合的な観点から魅力的なテーマを見つけ、探求してください。
修士研究例
  • デジタルサイネージと印刷メディアによるクロスメディア展開
  • 擬人化キャラクターの制作とエージェントとしての活用
  • 「ふるまい」を表現した文字アニメーションの制作
  • 現代の個食環境に合わせた食器の提案
  • 常夜灯など伝統に基づく道路照明器具のデザイン研究
  • 子供を育むための住空間の有効利用
  • 外国人児童の教育を目的とする童話アニメーション制作
  • ストレス解消音楽のCDパッケージデザイン
  • 観光名所案内のCG制作
  • 遊具メーカーでの新しい遊具の開発・提案
  • ゲームイベント展示物の3Dモデルデータの制作
  • 調理の作業性とインテリア性を両立できるキッチン収納開発

教員紹介