教員紹介教員紹介

TEACHER

造形学部 建築学科
教授 学科長
宇野 勇治 Yuji Uno
建築環境学、建築設計、木造建築
エコで心地いい空間をどうつくるか、地域の木や土を使った楽しい建築のつくり方などを考えています。
宇野 勇治

プロフィール

所属
造形学部 建築学科
造形学研究科 建築学専攻
役職・職名
教授 学科長
最終学歴
名古屋工業大学大学院 工学研究科 博士後期課程 社会開発工学専攻 修了
学位
博士(工学)
研究キーワード
環境デザイン、土と左官、まちづくり、温熱環境、伝統構法、風土と民家 、リノベーション
所属学会
日本建築学会、日本生気象学会、人間生活-環境系学会

研究・活動紹介

地域素材と伝統的建築技能の継承

世界各地の個性豊かな風土建築は、木や土、石など身近にある素材を、様々な工夫を凝らしてつくられてきました。わが国では豊かな森林資源とともに大工や左官などの卓越した技術も継承されてきましたが、現在多くの課題も抱えています。実態を把握するとともに、今後のあり方などをテーマとして研究に取り組んでいます。

地域素材と伝統的建築技能の継承

手刻み・木組みによる建て方の様子

地域素材と伝統的建築技能の継承

左官壁塗りワークショップ

未来の地域や都市の風土をデザインする

ひとの活動と自然環境が相まって形成されたのが「風土」であるとすれば、現代や未来に向けた風土のデザインもあるのだろうと思います。現代の様々な価値や技術と、地域の先人が培った価値や技術を織り交ぜながら、未来に継承・展開することをめざして設計活動を行っています。

未来の地域や都市の風土をデザインする

池の見える家:土壁と木組みを用いた風通しのいい住まい

未来の地域や都市の風土をデザインする

名古屋たちばな高校110周年記念館:体育館の天井より、木漏れ日のような光

協働による建築・まちづくり

かつての建築は、地域の材料で地域の人々が協働して建築づくりをしていました。ものづくりや建築づくりはとても楽しい体験であり、よい思い出作り、愛着の形成につながります。みんなでつくることで、まちや建築はもっと面白くなるのでは!

協働による建築・まちづくり

東海道藤川宿 十王堂復原工事:藤川小学校の生徒が瓦の裏面にメッセージを書くプロジェクト

協働による建築・まちづくり

松應寺(岡崎市)の版築土塀復原プロジェクト:学生による版築土塀の試作研究

教育関連情報

担当科目

環境デザインⅠ、環境デザインⅡ
木造設計演習Ⅰ、木造設計演習Ⅱ、インターンシップ
建築環境論、都市環境論、実務研究

社会活動

審議会委員等

岡崎市 都市計画審議会 委員
豊橋市まちづくり景観審議会 委員
みよし市 みどりと景観審議会 委員 など

研究業績情報

論文等

[1].宇野勇治:土壁を有する伝統的構法住宅の熱的特徴とこれを活かした自然共生型居住への展開,日本生気象学会雑誌,Vol.55-4,pp.123-133,2019

[2].長野和雄, 堀越哲美, 鈴木健次, 宇野勇治, 兼子朋也:有明海北西岸のクド造り民家の方位に及ぼす気候要因,日本建築学会計画系論文集, 649(75), pp. 619-624,2010

[3].UNO Yuji,OTA Masahiro,KANEKO Tomoya,HORIKOSHI Tetsumi:Analytic Study on Relationship between the Configuration of Opening and Indoor Wind Velocity in Contemporary Houses by using Computational Fluid Dynamics (CFD),Proceedings of The Fourth International Conference on Human-Environment System,2011

[4].宇野勇治,太田昌宏,堀越哲美:伝統民家の通風性能およびデザイン技法の解明と現代住宅への応用 -CFDによる解析と地域気候・デザイン分析からのアプローチ-,住宅総合研究財団研究論文集No.37, pp.225-235,2011

研究支援室の連絡先情報

0564-48-4801 kenkyu@asu.ac.jp